第3日目 流氷の町

2002/2/20


釧路(5:59)
釧網本線
 4726D 普通列車
早朝から、釧路湿原を経てオホーツクを目指す。
数少ない、釧路−網走間直通の普通列車である。車両は、キハ54系。
これに乗って、3時間もすれば、もう流氷の海である。

ちなみに、流氷の海を行くローカル線は、かつては、北から順に、興浜北線、興浜南線、名寄本線、湧網線、釧網本線と多数あったが、今はこの釧網本線だけ。
知床斜里(8:31)
知床斜里(8:55)
釧網本線
 9746
  流氷ノロッコ2号
ここからの区間は、いよいよ流氷のオホーツク海に沿って進む区間である。ここで、1本落として、流氷ノロッコ号に乗ってみる。
ところが、朝の早い時間にも関わらず、パック旅行の観光客でいっぱい。最悪である。これならば、さっきの普通列車にそのまま乗っていれば良かった。
後に聞いた話では、この列車、乗客数は300人超だったとか。3両編成に対して、1両は指定席、2両が自由席。指定席の方は、60〜80程度の座席数だろうし、残りの乗客は自由席なので、1両当たり120人くらいは乗っていたのか。
北浜(9:45)
観光客だらけでイヤだし、一旦北浜で下車。
ちなみに、団体客もたいてい北浜で降りて、待ちかまえていたバスに乗り換えていった。そこまで電車代ケチっているのが、さすがパック旅行。でも、JOY−ROAD(JR九州の団体旅行などのブランド)の客だけは、そのまま終点の網走までちゃん乗っていたけど。

ここで、まず、網走原生花園ユースホステルに荷物を置きに行く。


やっと軽装になった後、北浜周辺で写真撮影。

流氷の海岸に降りてみる。雪で覆われた砂浜の先は、氷の海である。氷が静かに波打っている。不思議な空間。
外に長い時間いると、まぶしくて辛い。サングラスが欲しい。


昼は、事前に見つけていた、喫茶店麦わら帽子に行ってみる。網走原生花園ユースホステルのホームページからリンクしているのを見つけていたのである。ホームページには、きれいな写真がたくさんあった。
おすすめのエビカレー(650円)は、おいしくて量も多めでけっこう良かった。
北浜(12:40)
釧網本線
 9748
  流氷ノロッコ4号
今度のノロッコ号は、空いている。朝の悪夢が嘘のようである。流氷は、これくらいのんびり眺めなきゃ。
網走(12:55)
有名な流氷砕氷船オーロラ号に乗ろうか、それとも市内の博物館でも回ろうか。
砕氷船は高い(3000円)し、けっこう時間かかってしまいそうだし、市内見物も今一魅力的なのが見つからない。
と言うわけで、普通列車に乗ってのんびりと流氷の海を眺めることに。
網走(13:28)
釧網本線
 4731D 普通列車
今度は、特別な列車ではなく、ただのローカル線の普通列車である。
やっぱ、こうやってキハ40とか普通の列車で、のんびりと外を眺めているのが一番いいや。
知床斜里(14:14)
ここで、1時間ほど帰りの列車待ち。
知床斜里(15:20)
釧網本線
 4670D 普通列車
さっきと同じ列車で、流氷の海を引き返す。
北浜(15:47)
再び、流氷の海岸へ降りて、写真撮影。
午前中に来たときに比べると、氷が多く岸にうち寄せられている。ちょっとの間でも、表情の違った流氷の海が見られるものである。

1時間以上も外にいたけれども、そんなには寒くない。暗くなってきて写真撮影も辛そうなので、そろそろユースホステルに戻る。


ユースホステルに戻り、手続きを済ませる。ちなみに、その日の宿泊者は、他に1人だけ。
ミーティングでは、ペアレントさんと、流氷の話とか、他のユースホステルの話とか、北海道の交通事情とか、いろいろ話していたら、あっという間に22時を過ぎていた。

前日へ 翌日へ
第1日目 北の大地へ
第2日目 日本最北端の地へ
第3日目 流氷の町
第4日目 日本最東端の地へ
第5日目 旅の終わり

旅の記録へ戻る