紅葉の山形


《1999/10/30》
与野
  4:53
   ↓ 403B〔京浜東北線〕 209系
  5:37
東京

 東京駅20番線ホームの自由席乗り場は、朝早くというのに、それなりの行列となっていた。

 「あさひ301号」が入線。8両編成と言うことで、てっきり200系が来るものと思っていたら、なんか鼻の形が違う。実は、E2系だった。とりあえず、座席を確保。

東京
  6:10
   ↓ 301C 「あさひ301号」〔上越新幹線〕 E2系

 定刻通り東京駅を発車。地下駅の上野を過ぎると、再び地上へ。
いつも、その脇を通って通学しているけど、いつもとは全然景色が違う。外の景色をゆっくり眺めている暇がないくらい速い。高架線で高いところを走っているのと、大宮までノンストップだから京浜東北線とは大違い。さすが、新幹線。ウイークエンドフリー切符で、16000円を出しただけのことはある。

 あっという間に大宮到着。ここからも、たくさんの乗客が。ここから乗ってきた人は、みんな立ち席。早起きして、東京まで行っておいて良かった。

 大宮を出ると、新幹線らしい走りに。あっという間に、併走するニューシャトルの線路はなくなり、のどかな風景に。少し行くと、もう、高崎線の線路が近づいてきて、熊谷通過。

 そうしているうちに、あっという間に、高崎到着。高崎線だと、だらだらと時間かかるのに。

 高崎を出ると、もうトンネルの連続。上毛高原を通過し、越後湯沢、浦佐、長岡、燕三条と停車し、やっと、空席ができたかと思うと、もう、終点新潟到着。

  8:18
新潟

 E127系、夜行急行「きたぐに」、特急「みのり」を撮影。
 そして、特急「いなほ」が入線すると、座席を確保し、こんどは、乗車する「いなほ」自体も撮影。家で急いで食べてきた朝飯が軽かったのか、9時前というのに、なんか、腹が減ってきてしまったので、軽めの駅弁を買ってから乗車。

新潟
  9:02
   ↓ 2001M 特急「いなほ1号」〔白新線→羽越本線〕 485系

 ここからは、いわゆる国鉄型特急。まあ、車内はリニューアルされていて、悪くはないけど。

 遅い朝飯だか、早い昼飯だかわからないけど、とりあえず、駅弁をいただく。

  9:41
坂町
  9:44
   ↓ 3822D 快速「べにばな2号」〔米坂線〕 キハ52系

 ここからは、ローカル線の米坂線。快速といっても、車両は、普通のと変わりないし(冷房設備には違いがあるけど、この時期は関係ないし)、停車駅こそ少ないものののんびり走る。18きっぷに慣れてしまうと、こういう走りの方がなんか落ち着く。

 この路線は、前年の夏にも通った路線だけど、やっぱり、眠くなってしまう。どうしても、寝不足の後に通る路線だからでしょうかねぇ。

 さて、昨年夏との違いというと、1本後の筋の列車に乗っていることと、そして、今は秋であるということ。新潟・山形県境付近は、ちょうど紅葉の時期。

 県境の上り坂が続く区間で、駅でもないのに、列車のスピードがかなり落ちてきた。そして、鉄橋の途中でほとんど止まってしまうほどのスピードに。ついに、このオンボロ気動車は車両故障で立ち往生したかと思うと、実は、その鉄橋がかかっている谷が、特に紅葉がきれいなところだったのですね。近くに、赤芝峡って、看板が。そういうわけで、赤芝峡の紅葉を眺めるためのサービス徐行だった。この付近、辺り一面の山々が紅葉していて、これまでに見た紅葉の中で、もっとも、きれいなところだなあといった感じ。ほんと来てよかったなぁと。

 サービス徐行の影響で、次の停車駅小国には、2分ほど遅れて到着。まあ、今泉につく頃には、遅れは解消していたけど。

 さて、今日の目的地は、長井市。今泉から山形鉄道フラワー長井線に乗り換えて行くのだけど、山形新幹線経由で来る友達と待ち合わせるために、このまま米沢まで向かう。

 11:34
米沢

 とりあえず、待ち合わせ時間までまだ時間があるので、例によって、写真撮影。まあ、この付近は、列車数も限られているので、それほどたくさん撮ったわけではないけど。

 東京からの山形新幹線「つばさ」が到着すると、友達と合流し発車時間まで、駅弁を食べて待つことに。結局、昨年の夏に食べたのと同じ牛肉弁当に。

米沢
 13:14
   ↓ 9143D〔米坂線〕 キハ52系

 この列車、さっき乗ってきた列車の折り返し。列車番号の千の位が9になっている臨時列車。土曜・休日のみ運転。なぜ、土曜・休日のみ運転なのかは、すぐにわかる。次の南米沢のホームは、たくさんの高校生。そう、通学列車なのですね。

 13:45
今泉
 13:52
   ↓ 221D〔山形鉄道フラワー長井線〕

 今度は、山形鉄道フラワー長井線に乗り換え。このフラワー長井線は、国鉄長井線が、第三セクターの山形鉄道に転換されてできた路線。

 車両は、第三セクターによくありそうな、軽快な(安っぽい?)気動車。乗ってみると、高校生でいっぱい。しかも、ワンマン運転だから、後ろの扉から乗って、前の扉から降りなければいけない。この込んでいる中、大きな荷物を持っている僕たちは、大いに迷惑。

 14:04
長井

 短時間の乗車で、長井に到着。

 ここからは、タクシーで大会会場である置賜地域地場産業振興センターへ。今日は、大会前日の調整の日となっていて、会場でマシンの調整。

 夜は、同じく大会に参加する某大学のみなさんと焼き肉屋へ。結局、宿に着いたのは23時。朝早かったので眠い中、最終的な調整をしてから寝ることに。

《1999/10/31》

 今日が本番の大会。フレッシュマン競技(始めたばかりの人たちのための競技)は、8時30分と朝早くから始まった開会式の直後に行われる。出番は早かったが、トラブルもあり、結果は完走できず。

 その後、エキスパート向けの競技が行われ、表彰・閉会式の後、17時前に、会場を後に。帰りは、タクシーもつかまるわけではないので、駅まで重い荷物を持ちながら歩く。

長井
 17:25
   ↓ 220D〔山形鉄道フラワー長井線〕

 この列車はがらがら。日曜の夕方の上りだし、こんなものなのでしょう。ここで、この先の列車を検討。この列車、今泉での米坂線への接続は良いものの、米沢からの新幹線の接続は、よろしくない。ちょうど、米沢通過の「つばさ」の時間になってしまっている。まあ、乗れたところで、この行楽日和の土日の帰りと言うことで、途中駅から自由席に乗ったところで、席はなさそう(山形新幹線は自由席は、7両中2両だけ)。そういうわけで、山形線普通列車の福島行きで、とりあえず、福島まで行って、そこから、米沢を通過する「つばさ」と併結する「MAXやまびこ」に乗ることにする。

 17:35
今泉

 ここでは、2面4線の今泉駅のホームがすべて埋まる。ここまで乗ってきたフラワー長井線の赤湯行き、逆方向の荒砥行き、これから乗る米坂線の米沢行き、逆方向の羽前椿行き。どこから来てどこへ行くにも、接続が良いように、4つの列車が並ぶのですね。ちなみに、羽前椿行きは昨日乗ってきた車両だった。

 17:42
   ↓ 1130D〔米坂線〕 キハ47系

 もう、暗いし、昨日から3回目の乗車なので、大したことはない。こういう路線によくあることで、列車は遅れていたけど。

 18:12
米沢
 18:15
   ↓ 448M〔山形線〕 719系

 米坂線の遅れのため、米沢での乗り換えでは走ることに。走らなくても、待っていてくれていることはわかっているのですけど。

 友達によると、板谷峠も紅葉がきれいだったらしいが、今は、もう真っ暗。

 19:01
福島
 19:09
   ↓ 146B 「MAXやまびこ・つばさ146号」〔東北新幹線〕 E4系

 予定通り、ここで、「MAXやまびこ」に乗り換え。こっちは、2階建ての8両編成のうちの4両が自由席というわけで、ちらほら空席もあった。1時間ほどで、大宮に到着。

 20:14
大宮
 20:19
   ↓ 2019A〔京浜東北線〕 209系
 20:22
与野

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