夏の道東



1.いざ出発 与野→浜松町→羽田空港

 8:24、与野駅より京浜東北線蒲田行きに乗る。重い荷物をおいて、落ち着いた頃に、南浦和着。まだラッシュの時間帯ではあるが、さすがに、予備校のある日より1時間ほど遅いだけあって、車内の混雑は、いつもほどではない。この辺は毎日通っている区間なので、予備校生という身の上、参考書を開く。
 東京を過ぎ、空席がチラホラ出てくると、浜松町着。さすがに大きな鞄を持った、いかにも旅行者と言った様相の人達が多く、これから旅行だと言った気分になってくる。浜松町で、旅行者と通勤客で混み合った中をモノレール乗り場へと進む。モノレールは、座席は全て埋まり、立ち客も出るといった程度の混雑。進行右手、東海道線側を眺めつつ、モノレールの激しい揺れから、身を支える。いつものことではあるが、運河の上を走るモノレールの構造には感心させられる。昭和島のモノレールの車庫で、新車・旧車を見るとまもなく、ANA、JALといったマークが見えてくる。程なく、トンネルに入り、羽田。ここから再び地上に出て、多摩川に沿って、新ターミナルへ進む。ここが意外と時間を要する。空港の広さを実感させられる。再び地下に入り、新整備場を通り、羽田空港着。

2.旅立ち 羽田空港→東京上空

 ANA団体受付へ向かう。9:55、添乗員の元へ行き、受付をする。さて、10:40頃までは、その場で早めの昼食を取る。10:40、手荷物を預け、搭乗ゲートへ向かう。動く歩道の一番奥の方に、23番ゲートがあった。ここで再び時間待ち。さて、周りを見ると、747,767が多く見られるが、その中で、23番ゲートの飛行機はなんかスマートである。これがA321か。側面を見ると、スライド風のイラストが描いてある。〈注、JTB時刻表7月号によると、イラストにあるのは、オホーツク海の流氷、富良野のラベンダー畑、十和田湖と八甲田山、蔵王国定公園、五箇山合掌造り集落、岡山後楽園、厳島神社、鳥取砂丘、グラバー園、都井岬、桜島、利尻島、釧路湿原、ハリストス正教会、奥松島、兼六園、佐渡島尖閣湾、秋吉台、鳴門海峡のうず潮、松山城、湯布院、阿蘇山、の22枚とのこと。〉
 なかなか搭乗開始にならない、程なく、整備が遅れているとの案内が入る。結局、出発予定時刻の11:10に、搭乗開始となる。乗ってみると、見た目の通り、確かに狭い。片側3列の6列シートは、新幹線の車内を思い浮かばす〈注、厳密に言うと、新幹線は、3+2列の5列シートである〉。新幹線を一回り大きくしたといった感じである。
 11:20、やっと搭乗ゲートを離れる。離陸待ちである。各社の飛行機を見ることが出来る。あの派手な全日空機は、ピカチュウ飛行機のようである。さて、何本もの離陸を待って、全日空743便は、11:40に、離陸開始の案内があると、まもなく、加速開始。さすがに飛行機の加速力は強い。体に、大きく力がかかる。あの加速性能の良い営団地下鉄南北線9000系の比ではない。周りを見ると、どうやら新A滑走路から、南に飛び立ったようである。180度ほど旋回して、北を向くと、どこかで見たような風景である。そう、首都高速葛西JCT付近である。荒川・首都高速中央環状線に沿って進み、小菅JCT付近を通り、首都高速6号三郷線に沿う。あっという間に、三郷JCT上空である。外環道が西へ伸びている。あの緑地のあるのが川口の安行付近。とすると、もう少し奥が浦和市であろう。さて、もう少し進むと、さすがに頭の中に地図が描けなくなり、どこを通っているのかはわからなくなる。

3.道東着 釧路空港→釧路湿原→米町公園→釧路市街

 釧路空港に接近すると、窓からは、いかにも北海道という酪農風景が広がる。確かに北海道に来たんだ。気持ちも浮かれてくる。小高い丘の上にある、釧路空港に着陸。こちらも羽田と同様に、新しいターミナルビルだ。もっとも、他に飛行機の姿が見られない点が、大きな違いであるが。
 道内をまわるのは、「たいせつバス」であった。小中学校の時に乗ったような一世代前のバスであったが。まずは、釧路湿原北斗展望台へ。キツネが出ることもあるという展望台で、釧路湿原を一望する。奥に見えるのが釧路市街、そして、その手前が釧路湿原である。らしいが、広大な緑地であることはわかるが、湿原と言われても、今一、湿原らしくない。
 その後、釧路市内に入っていき、市街を一望できる米町公園へ。左手に釧路の港、右手に市街地が見られる。
 米町公園からバスで少しのところが、釧路全日空ホテル。到着後、時間もあったので、幣舞橋周辺を歩く。釧路のメインストリートである。漁業の地方都市らしく、漁船が多く見られる。また、路線バスが多く見られるのも、地方都市らしい。
 夕食は、釧路駅の近く、和商市場にある小さなラーメン屋で海鮮ラーメンを食べる。具も多く大きく、1200円というのも納得。また、畑に出没した鹿を使って作ったという、鹿肉の缶詰は、やわらかく結構いける。道内では、鹿による畑作の被害が多いため、一定数の鹿は、許可を得ることで、獲ることが出来るとのことである。

4.太平洋の展望 釧路→厚岸→琵琶瀬展望台→霧多布岬

 2日目は、8:00に、釧路を出る。バスは、釧路駅前を通り、根室本線を立体交差で越え、進んでいく。また、まもなくすると、釧網本線も、立体交差で越える。1日に数えるほどしか本数のないローカル線を、わざわざ立体交差にする必要があるのだろうか。さて、バスは、根室に向かって、国道44号線を進む。しばらくは、根室本線と平行する。少しすると、線路と別れ、原生林といった感じの山の中を進む。小さな峠を越え、再び海に沿うと、厚岸の町である。厚岸は、湾に沿った小さな漁村といった感じである。厚岸湖を越える厚岸大橋を渡ると、今度は海岸線に沿って進む。
 浜中町に入り、小雨の中の琵琶瀬展望台に着く。ここが、今日の第1ポイントである。ここは、太平洋とともに、背には、琵琶瀬湿原が望める。釧路湿原よりも、ずっと湿原らしい。遠く、湿原の中に、白い動物が見える。どうやらツルのようである。残念ながら、離れていてはっきりは確認できないが。ついでに、ここで夕張メロンのソフトクリームというオプションも付く。
 琵琶瀬展望台から、バスで少し行くと、すぐに霧多布岬。断崖絶壁の岬である。ここも天気は相変わらずである。少し寒く、小雨の中の海鳥のいるこの岬は、なんか寂しさを感じさせる。

5.日本列島最東端の地 根室→納沙布岬

 海岸から離れ、国道44号線に戻り、根室へ道を進めると、そこは、大酪農地帯である。ひたすら、飼料のわらを包んだビニールの見られる牧草地を進む。天候のせいか、意外に、牛の姿は少ない。しばらく行くと、「ツルだ」の声にバスは急停止。道路から少しの所に、ツルが見られる。ここで、急遽、バスの中から、写真の撮影タイムとなる。
 再び走り出してからすぐ、「返せ北方領土」の看板が見え、根室市に入る。またバスはひた走る。根室市内には、「返せ北方領土」が多く見られる。さて、風蓮湖を過ぎ、市街地に入り、昼食である。天気は、ますます悪くなる。
 日本列島の最東端〈注、日本の最東端は、南鳥島である。あくまで、日本列島の最東端〉、納沙布岬に向かう。太平洋に沿った、根室半島の寂しい道である。霧と雨の中の、納沙布岬に着く。天気が良ければ、北方領土歯舞諸島が見えるそうだが、海以外、何も見えない。なんか、近くて遠い北方領土を象徴しているかのようである。最果ての地、根室は、非常に寂しく暗いところだという印象が残った。

6.北海道の天橋立 根室→風蓮湖→厚床→野付半島

 さて、バスは、再び、根室市街を通り、風蓮湖を通り、厚床まで引き返す。ここで、風連湖畔での休憩が予定されていたが、この天気のため中止。バスは、北に進路を変え、国道244号線を知床方面へと向かう。ここからは、何も特徴もなく、オホーツク海に沿って、ただ進むと行ったところである。さすがに眠くなってくる。別海町のO157で話題になった水産業者の前を過ぎると、もう、意識が薄れてくる。MDのスイッチを入れたら、少しして、寝てしまったようである。
 野付半島の入り口のT字路の交差点で、やっと目が覚めた。バスから、かすかに海の中に黒く見えるのが、国後島とのことである。さて、野付半島は、両側に海が迫り、「北海道の天橋立」と呼ばれているそうである。最短の所では、両側の海が100メートルにまで、迫っているとのこと。その間をバスは進む。野付半島のトドワラの入り口に着く。雨は止んだものの、相変わらず曇っている。ここは、北海道と言うより、サハリンといった感じの、寂しく、冷たい感じの、風景が広がる。

7.知床峠 羅臼→知床峠→ウトロ温泉

 再びオホーツク海に沿って、国道335号線を知床半島の羅臼へ向かう。ぼんやりと国後島が望めるだけの中を、またひた走る。羅臼からは、海から離れ、知床半島の反対側のウトロへ出る、知床横断道路で、知床峠の山越えである。晴れていれば、オホーツク海の中に、国後島が望め、最高の展望ではないかと思われるが、今日は、国後島は雲の中。時々、雲の切れ目から、何となくは、国後島らしきを確認できるが、その程度。さて、峠を越える頃には、日も暮れる。時々、鹿が現れ、観光バスは、写真停車をしながら、山を下っていく。19時を過ぎ、やっと、ウトロ温泉の知床プリンスホテル着。

8.知床五湖 知床五湖→オシンコシンの滝

 3日目は、また8:00に、出発である。今日は、知床五湖からである。天気は、相変わらずの曇り。鹿の多くいる道を進み、知床五湖の入り口の駐車場に着。ここからは、歩いて中に入る。現在は、熊が出没するそうで、五湖のうち、一湖、二湖までしか入れないそうである。もっとも、そのこととは関係なしに、このプランは、時間の関係で、それ以上、入る予定にはなっていないが。昨日の雨で、足元は最悪である。元々、湖の周りは、一部に木道が整備されている程度で、歩きやすいような所ではないのに。足を取られないように気を付けながら、進んでいく。さすがにプロのバスガイドさんは、スカートにも関わらず、かなりのペースで歩いていたが。さて、一湖、二湖と行ってみるが、残念ながら、背景にあるはずの知床の山々は見られない。まあ、北海道の山の中といった感じの所を歩くことが出来たのは良かったが。
 ここからは、国道334号線で、オホーツク海に沿って、北海道の北の海岸線をひたすら進む。まず、オシンコシンの滝である。海が迫ったところに、この滝はある。若干、垂直よりは緩やかな滝である。

9.オホーツクのローカル線 斜里→小清水原生花園→網走→天都山展望台

 さて、オホーツク海沿いを進んでいた道が、少し内陸にはいると、今度は、広大な畑作地帯。ここも同じ様な風景が続く。なにせ、20kmを越える直線道路であるから。ここで、一眠り。しばらく行くと、斜里町の中心地。また立体交差で、釧網本線を越える。斜里町からは、国道244号線である。しばらくして、再びオホーツク海側に出ると、釧網本線に沿う。途中、浜小清水駅では、ノースエクスプレスレインボーが停車している。
 さて、次の臨時駅、原生花園駅があるところが、小清水原生花園である。ここでは、海岸沿いの、原生している花が見られるわけである。ここは、一応、砂浜になっていて、オホーツク海に出られる。オホーツク海は、海水浴をするような所もなく、ただ、近くからの景色を眺めているだけであったが、ここで、浜に出られるのは嬉しい。
 原生花園駅は、1面の小さなホームのある駅であるが、ちょっとした駅舎があり、オレンジカードや、入場券を売っている。根北線のレールバス〈注、根北線は、既に廃止になった路線である〉のオレンジカードと、「サイクリングトレイン原生花園号」のオレンジカードと、「野鳥王国」の入場券5枚組800円を購入。更に、タイミング良く、列車が来たので、写真撮影。キハ40の単行だった。
 このあと、網走へと、再びオホーツク海沿いを進む。途中、昼食は、蟹の食べ放題である。毛蟹と、ずわい蟹がたくさん用意されている。蟹は殻をむくのに時間がかかるが、1時間で、もう蟹はいらないといったほど、たっぷり頂く。
 網走市内に入ると、流氷砕氷船の看板が出ている。冬の間、観光用に、運行しているそうである。是非、今度は冬に来てみたいものである。当然、オホーツク海に沿った、釧網本線に乗って。
 特急「オホーツク」が停まっていた網走駅前を過ぎ、網走刑務所の前を通り、天都山展望台へ。こちらも、あいにくの天気で、付近の網走刑務所の農地程度しか望めない。どちらかというと、NHKなどの大きな通信設備が目の前にあったことの方が印象的であった。

10.北の国からの世界 網走→感動の道

 ここからは、通称「感動の道」を通り、摩周湖へ向かう。天都山展望台を出て、少しすると、感動の道である。なるほど、感動の道とは、この地域の広域農道のことだったのか〈注、農道と言っても、ちゃんと、2車線の舗装された道である〉。丘陵地帯を、広域農道がずっと伸びているのである。まさに、「北の国から」の世界である。いくつもの小さな丘が連なっていて、雪が積もっていたら、さだまさしの歌声が聞こえてきそうである。

11.霧の摩周湖 小清水→清里→裏摩周→表摩周→硫黄山→川湯温泉

 さて、バスは、再び、小清水町を通り、清里町に入り、釧網本線の踏切を渡って、釧網本線に少し沿って進み、緑駅を過ぎると、釧網本線とまた分かれ、山道となってきた。ここから、裏摩周へと向かう。裏摩周は、あまり訪れる客は多くないらしい。第二展望台に近づくと、あたりが真っ白になってきた。また霧である。第二展望台に着いて、らしき方向を眺めても、全く見えない。真っ白である。
 今度は、摩周湖の反対側、第一展望台へと向かう。1度、山を下ってから、反対側にまわり、再び、山に登るため、1時間くらいかかり、意外と時間がかかる。摩周湖が山に囲まれていることが、実感させられる。第一展望台も同様の結果であった。
 摩周湖の山から下りて、川湯温泉駅付近の踏切を通り、少しで、硫黄山である。ここはその名の通り、硫黄の出ている山である。所々、山肌が黄色くなっていて、そのすぐ近くまで近づける。すごい勢いで、蒸気が噴き出し、その周りの岩石が黄色くなっていたり、お湯が噴き出しているところもある。時々、鼻を突くにおいが立ちこめるが。火山活動のパワーを感じさせられる。そこから、バスで少しで、川湯温泉のホテルニュー湯の閣であった。

12.またもや霧の中 屈斜路湖→美幌峠→女満別空港

 4日目も、8:00に出発。今日で最終日である。隣に、同じ「たいせつバス」の「オホーツク花物語」ツアーのバスが止まっていた。そっちに乗って、まだ旅を続けたい気分であるが、「感動の18景」のツアーのバスに乗る。
 まず、川湯温泉のすぐ近くの、屈斜路湖の砂湯である。ここは、湖畔の砂を掘ると、すぐに温泉が出てくると言うところである。早速、砂を掘ってみる。ちょっと掘るとお湯が沸き出してくる。もう少し掘ると、もうさわっていられないほどの熱さのお湯になった。湖自体の水温は、若干温かいかなと言った程度なのに、すごいものである。
 このあとは、女満別空港に向かって、美幌峠を越える。ここも、晴れていると素晴らしい眺めだそうだが、美幌峠も霧の中。
 峠道を終えると、また、感動の道のような、広大な畑作地帯の中の道である。途中で、バスから降りて、各自、最後の記念撮影をする。普通の道が続く中、木の陰が消えると、急に大きな機体が現れた。女満別空港である。空港というと、その周りは、立派な道が整備されていて、案内標識が立ち並んでいてと言う印象があるから、何もない中に、ぽっかりと出てきたような、女満別空港には驚いた。

13.さようなら北海道 女満別空港→羽田空港

 女満別空港に着いて、搭乗券を受け取り、お土産を見ていると、羽田発女満別行きの便の到着が遅れているとのこと。と言うことは、折り返しであろう羽田行きの412便の出発も遅れるのだろうかと心配していると、案の定、11:15出発の予定が11:20になるとの案内が入る。行きも帰りも遅れて、ついていないなぁと思いつつ、搭乗ゲートへ。狭い女満別空港のロビーは、羽田便などの時だけ混んでいるようである。せっかくなので、少し飛行機を撮影。さて、11:10搭乗開始。767−300である。767は、既に乗ったことがあったので知っていたが、2+3+2列のシートである。A321よりは、少し広さを感じさせられる。11:23に、搭乗ゲートから離れたものの、関空発の機の離陸待ちで、11:43にやっと離陸。滑走路が1本しかないから仕方ないか。飛び立つと、街などは全く見えず、北海道の農村風景が広がる。窓からの農村風景が、雲の中に消えると、いよいよ、北海道ともお別れである。
 飛行機の下にかかっていた雲が消えると、どうやら茨城県上空のようである。霞ヶ浦らしき所の上空だった。旋回して、東京湾アクアラインが見えると、まもなく、新C滑走路に降り立った。羽田を1周近くまわり、再び、23番ゲートに到着した。手荷物を受け取り、モノレールで空港を後にする。空港脇の高架区間で、777−300が確認できると、モノレールは、再びトンネルの中へ。こうして羽田空港を後にする。

14.番外編 羽田→小川町→御茶ノ水→与野

 さて、予備校で、前期の席次〈注、要するに1学期の総合成績〉が発表されているはずだから帰りに寄ってみようと思う。予備校まで行くには、浜松町までモノレールで出て、そこからJRで、御茶ノ水まで行く手もあるが、それではつまらない。せっかくだし、京急を利用する。羽田で京急に乗り換える。羽田からは、特急青砥行きの都営地下鉄の車両である。勿論、乗車位置は先頭である。都営の車両は先頭車がモーター車になっていた。工事たけなわの空港線を見て、京急蒲田の手前の単線になるところで、羽田行き列車の信号待ち。ここが、空港線の輸送の大きなネックである。京急としては、立体交差化の計画を発表しているが。日中の時間帯は、空港線の車両は、全て都営地下鉄に直通する。京急蒲田では乗り換えの必要はない。本線に入ると、110km/h運転もあり、また、北品川では、25km/h制限もあり、京急はこう言うところが面白い。品川からは地下区間。泉岳寺からは、都営浅草線である。浅草線東日本橋から、新宿線馬喰横山に乗り換えである。ここの乗り換えでは、歩く距離が長い。さて、ホームに着くと、快速橋本行きが来ている。もしかして、これは、噂の新宿線内を一部通過する列車であり、小川町は通過かと思い、乗るのをあきらめる。が、よく見ると、新宿線内を一部通過するのは、急行であると案内に書いてあった。つまり、前のに乗っても良かったわけであった。まあ、列車待ちの間に、車両の先頭部まで移動したから良いが。さて、今度は普通が来たので、間違えようもなく、乗車する。次の岩本町では、急行の通過待ち。ここは、中線の側を急行が通過することが特徴的である。たった2駅に随分時間がかかったが、次の小川町で下車。ここから、予備校までは、JR御茶ノ水駅から歩くよりは近い。それにしても、外は暑い。東京に帰ってきてしまったと痛感する。
 さて、成績の方はと言うと、448人中、55位。まあ、母集団の問題もあるが、まあまあか。これで、後期はAクラスは確実だし。この後は、JR御茶ノ水駅から、いつものように帰る。あえて違いを言えば、秋葉原駅にATOSのLED案内表示が使用開始されていたことくらいである。


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